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  • No : 1279
  • 公開日時 : 2016/03/28 00:00
  • 更新日時 : 2024/02/27 16:40
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【フィコンパ】 ① 併用により、フィコンパの血中濃度に影響を与える抗てんかん薬はありますか。② 併用により、フィコンパは他の抗てんかん薬の血中濃度に影響しますか。

【フィコンパ】 

①    併用により、フィコンパの血中濃度に影響を与える抗てんかん薬はありますか。

②    併用により、フィコンパは他の抗てんかん薬の血中濃度に影響しますか。

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回答

①カルバマゼピンとフェニトインに関しては、添付文書上 併用注意になっており、本剤(ペランパネル)の血中濃度が低下する可能性があります。(引用1)
 
なお、薬物動態解析データでは、カルバマゼピン、フェニトインはペランパネルの血中濃度をそれぞれ66%、49%低下させました。
フェノバルビタール、トピラマートのペランパネルの血中濃度への影響は18%低下でした。
また、クロバザム、クロナゼパム、レベチラセタム、ラモトリギン、バルプロ酸及びゾニサミドの影響は認められませんでした。(引用2)
 
[ペランパネルの血中濃度に及ぼす抗てんかん薬の影響]
プラセボ対照試験でペランパネル12mg/日までの用量を投与された日本人を含むてんかん患者(部分発作又は強直間代発作)を対象とした母集団薬物動態解析において検討しました。
 
 
②ペランパネルとの併用による、カルバマゼピン、クロバザム、ラモトリギン及びバルプロ酸の血中濃度の変動は10%以内でした。また、クロナゼパム、レベチラセタム、フェノバルビタール、フェニトイン、トピラマート、ゾニサミドの血中濃度には影響しませんでした。(引用2)
 
[抗てんかん薬の血中濃度に及ぼすペランパネルの影響]
外国で実施されたプラセボ対照試験でペランパネル12mg/日までの用量を投与されたてんかん患者(部分発作)を対象とした母集団薬物動態解析において検討しました。
 

 
【引用】
1) フィコンパ錠2mg・4mg・細粒1%添付文書2020年1月改訂(第2版) 10.相互作用 10.2併用注意(併用に注意すること)
2)フィコンパ錠2mg・4mg適正使用ガイドVI.フィコンパとの併用に注意する薬剤(相互作用)(CODE:DI-J-620)
 
 
【更新年月】
2020年1月
【図表あり】
KW:カルバマゼピン、クロバザム、ラモトリギン、バルプロ、クロナゼパム、レベチラセタム、フェノバルビタール、フェニトイン、トピラマート、ゾニサミド、併用、相互作用、血中濃度