• No : 772
  • 公開日時 : 2018/07/20 00:00
  • 更新日時 : 2023/05/03 16:20
  • 印刷

【プロハンス】 授乳婦への投与に関する注意事項について教えてください。

【プロハンス】 
 
授乳婦への投与に関する注意事項について教えてください。
 
カテゴリー : 

回答

電子添文及びインタビューフォームには、授乳婦への投与に関する以下の記載があります。
 
診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
動物実験(ラット、静脈内投与)で乳汁中に移行することが報告されている。(引用1)
 
【関連情報】
(解説)
■授乳婦
動物(ラット、静脈内投与)において、微量ではあるものの本剤が乳汁中に移行することが認められているが、ヒトで哺乳中の児への影響は不明である。(引用2)
 
■乳汁への移行性
該当資料なし
<参考:ラット>
授乳10日目のラットに153Gd標識ガドテリドール0.1mmol/kgを単回静脈内投与し、乳汁中濃度を測定した。その結果、投与後30分に採取した乳汁中には投与量の0.14%が検出され、投与後6及び24時間にはそれぞれ0.06%及び0.01%以下に低下した。(引用3、4)
 

【引用】
1)プロハンス静注5mL・静注10mL・静注15mL・静注20mL・静注シリンジ13mL・静注シリンジ17mL電子添文 2022年5月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.6授乳婦
2)プロハンス静注5mL・静注10mL・静注15mL・静注20mL・静注シリンジ13mL・静注シリンジ17mLインタビューフォーム 2022年5月改訂(第18版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (6)授乳婦
3)プロハンス静注5mL・静注10mL・静注15mL・静注20mL・静注シリンジ13mL・静注シリンジ17mLインタビューフォーム 2022年5月改訂(第18版) VII.薬物動態に関する項目 5.分布 (3)乳汁への移行性
4)Eakins, M.N., et al.:Acad. Radiol. 2(7),p584-¬591,1995[PRO-0103]
 
【更新年月】
2023年5月