• No : 769
  • 公開日時 : 2018/07/20 00:00
  • 更新日時 : 2018/07/20 17:33
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【プロハンス】 重大な副作用の種類と症状は?

回答

1)ショック、アナフィラキシー ショック(0.1%未満)を起こすことがあります。呼吸困難、失神、昏迷、意識消失、呼吸停止、心停止、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等のアナフィラキシーを伴うことがあるので、本剤投与後も観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行ってください〔類薬のガドリニウムMRI用造影剤(ガドペンテト酸ジメグルミン)で、気管支喘息の患者では、それ以外の患者よりも高い頻度でショック、アナフィラキシー等の重篤な副作用が発現するおそれのあることが報告されています〕。


2)痙攣発作 痙攣発作(0.1%未満)があらわれることがあるので、発現した場合はフェノバルビタール等バルビツール酸誘導体又はジアゼパムを投与するなど、適切な処置を行ってください。


3)腎性全身性線維症(Nephrogenic Systemic Fibrosis, NSF) 外国において、重篤な腎障害のある患者への本剤使用後に、腎性全身性線維症を発現した症例が報告されているので、投与後も観察を十分に行い、皮膚の痒、腫脹、硬化、関節の硬直、筋力低下等の異常の発生には十分留意してください。


【引用】

・プロハンス静注5mL・静注10mL・静注15mL・静注20mL・静注シリンジ13mL・静注シリンジ17mL 添付文書 2017年11月改訂(第18版) 【使用上の注意】 3.副作用 重大な副作用


【関連情報】
特にありません。


 
【作成年月】
2018年1月