• No : 3257
  • 公開日時 : 2018/10/09 00:00
  • 更新日時 : 2022/01/26 11:01
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【レンビマ】 薬物相互作用(併用禁忌・併用注意など)について教えて下さい。

【レンビマ】 

薬物相互作用(併用禁忌・併用注意など)について教えて下さい。

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回答

添付文書には、薬物相互作用に関する以下の記載があります。
なお、10.1併用禁忌の記載はありません。
 
■相互作用
本剤はP糖蛋白(P-gp)及びCYP3Aの基質となる。(引用1)
 
■併用注意(併用に注意すること)(引用2)
 
■薬物相互作用
(1)ケトコナゾール
外国人健康成人16例に、レンバチニブをケトコナゾールと併用投与した際のCmax及びAUC(0-inf)は、レンバチニブをプラセボと併用した場合と比べてそれぞれ19%及び15%上昇した。(引用3、4)
 
(2)リファンピシン
外国人健康成人15例に、レンバチニブをリファンピシンと単回同時併用投与した際のCmax及びAUC(0-inf)は、レンバチニブを単独投与した場合と比べてそれぞれ33%及び31%上昇した。リファンピシンの反復投与後に、レンバチニブをリファンピシンと同時併用投与した際のCmax及びAUC(0-inf)は、レンバチニブをリファンピシンと単回同時併用投与した場合と比べてそれぞれ24%及び37%減少した。(引用5、6)
 
(3)その他
レンバチニブは、乳癌耐性蛋白(BCRP)の基質となること、及びUGT1A1を阻害すること(IC50値:10.6μmol/L)が示されている(in vitro)。(引用7、8、9)
 
 
【引用】
1)レンビマカプセル4mg・10mg添付文書 2021年3月改訂(第2版) 10.相互作用
2)レンビマカプセル4mg・10mg添付文書 2021年3月改訂(第2版) 10.相互作用 10.2併用注意
3)レンビマカプセル4mg・10mg添付文書 2021年3月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.7薬物相互作用 16.7.1ケトコナゾール
4)社内資料:ケトコナゾールとの薬物相互作用試験(外国試験)(2015年3月26日承認、CTD 2.7.2.2.2.3.3.1) [LEN-0010]
5)レンビマカプセル4mg・10mg添付文書 2021年3月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.7薬物相互作用 16.7.2リファンピシン
6)社内資料:リファンピシンとの薬物相互作用試験(外国試験)(2015年3月26日承認、CTD 2.7.2.2.2.3.3.2) [LEN-0011]
7)レンビマカプセル4mg・10mg添付文書 2021年3月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.7薬物相互作用 16.7.3その他
8)社内資料:代謝(in vitro 及びin vivo)(2015年3月26日承認、CTD 2.7.2.3.2.3) [LEN-0003]
9)社内資料:トランスポーター(in vitro)(2015年3月26日承認、CTD 2.6.4.8.1) [LEN-0018]
 
【更新年月】
2021年3月
【図表あり】
KW:P-gp阻害剤、ケトコナゾール、イトラコナゾール、リファンピシン、アミオダロン、クラリスロマイシン、シクロスポリン、キニジン、ベラパミル、CYP3A/P-gp誘導剤、リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン、セイヨウオトギリソウ、St. John?sWort、セント・ジョーンズ・ワート含有食品