レンビマ特有の症状、治療方法はございません。
一般的な手足症候群の症状、治療方法については以下の通りです。
<好発部位と初期症状>*(引用1)
●手足症候群は、手や足で繰り返し物理的刺激が加わる場所に好発します。
●初期症状として、手足の感覚の異常や発赤がみられます。症状は通常、左右両側に現れます。
●特に、キナーゼ阻害薬では、初期症状として限局性の紅斑が認められ、通常、疼痛を伴います。
●手掌や足底にしびれ、皮膚知覚過敏、ヒリヒリ・チクチクといった感覚異常、無痛性腫脹、無痛性紅斑、色素沈着が初発症状としてみられます。
●進行すると、疼痛を伴う浮腫・腫脹・発赤、過角化による皮膚の肥厚、水疱、亀裂、潰瘍、びらん、落屑等が生じ、歩行困難や把握困難等の機能障害が生じます。
<治療法>*(引用1)
●保湿を目的とした尿素軟膏、ヘパリン類似物質含有軟膏、ビタミンA含有軟膏、白色ワセリン等の外用剤を使用し、物理的刺激を避けるような処置を行います。
●腫脹が強い場合は、四肢の挙上と手足の冷却が有効であるといわれています。
●びらん・潰瘍化した場合は、病変部を水道水等で洗浄し、白色ワセリンやアズレン含有軟膏等で保護してください。
●病変部に二次感染を伴う場合は、内服及び外用の抗生物質の投与を考慮します。
*出典:厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル 手足症候群」
【引用】
1) 【根治切除不能な甲状腺癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック Ⅱ.重大な副作用とその対策 p48 (LEN1002GSG)
【更新年月】
2020年3月
KW:ハンドフット、HFS、手掌足底発赤知覚不全、PPES