電子添文及びインタビューフォームには、食事の影響に関する以下の記載があります。
健康成人男子にリザトリプタン5mg注)カプセル剤を単回経口投与したとき、未変化体のTmaxは空腹時で1.4±0.4時間、食後で2.7±1.0時間であった。AUC及びCmaxは未変化体及びN-脱メチル体共に空腹時と比べ、いずれも有意に変化しなかった。(引用1)
(引用1)
【関連情報】
(解説)健康成人男性にリザトリプタンカプセル剤5mg注)を空腹時及び食後に単回経口投与した結果、未変化体のTmaxは空腹時で1.4±0.4時間、食後で2.7±1.0時間で有意差は認められませんでしたが、N-脱メチル体のTmaxは有意差が認められました。食後投与時の未変化体及びN-脱メチル体のAUC00→∞、Cmax及びt1/2は空腹時と比べ、いずれも有意差は認められませんでした。N-脱メチル体の血漿中濃度は未変化体の約1/6でした。(引用2)
(引用2)
注)本剤の承認された1回の用法及び用量は「10mgを経口投与」であり、1日の総投与量は「20mg以内」である。承認された剤形は錠剤、口腔内崩壊錠である。
【引用】
1)マクサルト錠10mg・RPD錠10mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 16.薬物動態 16.2吸収 16.2.1食事の影響
2)マクサルト錠10mg・RPD錠10mgインタビューフォーム 2020年7月改訂(第13版) VII.薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移 (4)食事・併用薬の影響
【更新年月】
2022年1月
【図表あり】