• No : 1810
  • 公開日時 : 2017/10/25 00:00
  • 更新日時 : 2023/07/07 13:12
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【ネオフィリン・注・注PL・注点滴用バッグ】 投与時や調製時などで、注意することはありますか?

【ネオフィリン・注・注PL・注点滴用バッグ】 
 
投与時や調製時などで、注意することはありますか?
 
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回答

電子添文には、投与時や調製時などの注意事項に関する以下の記載があります。
 
[ネオフィリン注250mg・注PL250mg]
■薬剤調製時の注意
(1)本剤をブドウ糖及び果糖液で希釈した場合、経時的に添加物のエチレンジアミンと糖含量が低下し、黄変を認める可能性があるため、調製後は速やかに使用すること。(引用1)
(2)本剤は緩衝性が強く、他剤を本剤のpH域に近づける性質がある。したがって、アルカリ性で不安定な薬剤や酸性の薬剤等とは変化を生ずる場合があるので配合には注意すること。(引用2)
 
■薬剤投与時の注意
(1)投与速度
本剤を急速に静脈内注射すると、副作用(ショック、不整脈等)や過呼吸、熱感があらわれることがあるので、生理食塩液又は糖液に希釈して、ゆっくり注射すること。(引用3)
(2)輸液容器・輸液セット(ポリカーボネート製)の使用時
本剤はエチレンジアミンを含有しており、本剤を10倍未満で希釈して使用した場合はポリカーボネート製の三方活栓のコネクター部にひび割れが生じ、液漏れ等が発生する可能性がある。また、過度な締め付けが、破損の発生を助長する要因となるので注意すること。(引用4)
 
[ネオフィリン注点滴用バッグ250mg]
■薬剤投与時の注意
(1)注射針はゴム栓の○印にまっすぐ刺すこと。
斜めに刺すと注射針が容器頸部を貫通し、液漏れの原因となることがある。(引用5)
(2)原則として連結管(U字管)を用いたタンデム方式による投与はできない。(引用6)
(3)必要に応じ輸液ポンプ等の使用も考慮すること。(引用7)
(4)容器の液目盛りはおよその目安として使用すること。(引用8)
 

【引用】
1)ネオフィリン注250mg・注PL250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤調製時の注意 14.1.1
2)ネオフィリン注250mg・注PL250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤調製時の注意 14.1.2
3)ネオフィリン注250mg・注PL250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.2薬剤投与時の注意 14.2.1
4)ネオフィリン注250mg・注PL250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.2薬剤投与時の注意 14.2.2
5)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤投与時の注意 14.1.1
6)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤投与時の注意 14.1.2
7)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤投与時の注意 14.1.3
8)ネオフィリン注点滴用バッグ250mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤投与時の注意 14.1.4
 
【更新年月】
2023年2月