臨床効果
1.高血圧症
・ 二重盲検試験及び一般臨床試験において高血圧症の随伴症状の改善が認められました。特に手足のしびれ感、めまい感、首すじや肩のこり、頭痛、不眠、耳鳴、息切れ、抑うつ、四肢冷感などの随伴症状を改善しました。(①②)
・ 高血圧症等を基礎疾患とした四肢末端の冷感、しびれ感を訴える高齢者40例を対象とした比較試験において、サーモグラフ写真・サーモグラフ温度分布ヒストグラムでは、60%(12/20)に中等度以上の改善が認められ、全例に軽度以上の改善が認められました。(③)
2.高脂質血症
・ 高脂質血症を対象とした一般臨床試験において、本剤投与2 カ月後の臨床成績は、投与前の各検査値に比し、総コレステロール高値例では有意な減少が、HDL-コレステロール低値例では有意な上昇が認められ、過酸化脂質は有意な減少が認められました。(④)
3.末梢循環障害
・ 閉塞性動脈硬化症等の末梢循環障害に対して二重盲検試験及び一般臨床試験において有用性が認められています。
(参考)
・ユベラN カプセル100mg・ソフトカプセル200mg・細粒40% 添付文書 2009年6月改訂(第11版)【臨床成績】
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文献請求番号 | |
① |
阿部 健ら: |
臨牀と研究, |
51, |
3221 |
(1974) |
EN-0063 |
② |
稲垣義明ら: |
診断と治療, |
65, |
929 |
(1977) |
EN-0062 |
③ |
田中正信ら: |
Proc.Kawashima Conf.Vit.E, |
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407 |
(1985) |
EN-0359 |
④ |
川本敏雄ら: |
臨牀と研究, |
58, |
551 |
(1981) |
EN-0319 |