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  • No : 1654
  • 公開日時 : 2017/10/19 00:00
  • 更新日時 : 2019/05/07 18:20
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【ワーファリン】 Ⅷ‐13.2.4)[制酸剤]消化性潰瘍用剤との相互作用(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)

【ワーファリン】  Ⅷ‐13.2.4)[制酸剤]消化性潰瘍用剤との相互作用(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)
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回答

[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]

〔薬効分類 234 制酸剤〕

 

[相互作用の内容]

本剤との相互作用はないと考えられる。

 


 

[併用時の注意]

特に注意する必要はないと思われる。

 

[相互作用の事例]

<臨床研究報告>1)【相互作用なし】

健康成人6例にワルファリン40mgを経口投与した。水酸化アルニミウム・水酸化マグネシウム含有制酸剤の同時経口投与は、ワルファリン血漿中濃度に影響しなかった。ワルファリン投与48時間後のプロトロンビン時間は、ワルファリン単独投与時と水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含制酸剤併用では差はなかった。(海外)

 

<臨床研究報告>2)【相互作用なし】

健康成人男子6名にワルファリン75mg単回経口投与した。ワルファリンはマグネシウム乳剤15mL、水酸化アルミニウムゲル30mL、水30mLのいずれかで服用させ、3時間後に再度同量のマグネシウム乳剤、水酸化アルミニウムゲル、水を飲ませた。ワルファリンの血漿中濃度、AUC0-48、AUC0-∞、半減期、プロトロンビン時間の最大値、同到達時間は、マグネシウム乳剤、水酸化アルミニウムゲルの影響を受けなかった。(海外)

 

<基礎研究報告>3)【ケイ酸マグネシウムによるワルファリンの吸収低下】

ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウムがどの程度ワルファリンの吸収を低下させるかをin vitroで検討した。各々0%、19.4%との結果であった。


 

【参考文献】    [文献請求番号]

1)Robinson DS et al.: Clin. Pharmacol. Ther.,    12,    491(1971)    WF-0759

2)Ambre JJ et al.: Clin. Pharmacol. Ther.,    14,    231(1973)    WF-0871

3)McElnay JC et al.:Br. Med. J.,    2,    1166,(1978)    WF-2044 

【図表あり】