• No : 1620
  • 公開日時 : 2017/10/18 00:00
  • 更新日時 : 2019/05/07 17:49
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【ワーファリン】 Ⅷ‐4.[プロピオン酸系解熱鎮痛消炎剤]との相互作用オキサプロジン (アルボ)(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)

【ワーファリン】  Ⅷ‐4.[プロピオン酸系解熱鎮痛消炎剤]との相互作用オキサプロジン (アルボ)(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)
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回答

[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]

〔薬効分類 114 解熱鎮痛消炎剤〕

 

[相互作用の内容]

本剤の作用を増強する可能性がある。【オキサプロジンの添付文書に併用注意の記載がある】

 

[併用時の注意]

併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。

オキサプロジンによる消化管出血を助長する可能性にも留意すること。

 

[相互作用の機序]

オキサプロジンの副作用である消化管潰瘍・出血による出血傾向を助長する。

オキサプロジンが本剤を血漿蛋白から遊離させる。

 

[相互作用の事例]

<臨床研究報告>1)【ワルファリンの血中濃度上昇】

健康成人男子10名にプロトロンビン時間比が1.5倍となるようにワルファリンを連続投与した。ワルファリン投与開始21日後からオキサプロジン1200mg/日を7日間併用した。オキサプロジン併用開始の前日(第20日)と比し、併用7日目(第27日)の定常状態ワルファリン血漿トラフ(谷)濃度は、総ワルファリン、S-ワルファリン、R-ワルファリンとも有意に上昇した。オキサプロジン投与開始前3日間と併用開始5~7日目のプロトロンビン時間トラフ(谷)値の平均は各々14.6秒、15.5秒であり、オキサプロジンによる有意な変動は認められなかった。(海外)


 

【参考文献】    [文献請求番号]

1)Davis LJ et al.: Clin. Pharm.,    3,    295(1984)    WF-0431 

【図表あり】