• No : 15683
  • 公開日時 : 2020/06/29 19:38
  • 更新日時 : 2022/07/29 13:37
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【レンビマ・肝細胞癌】 副作用として報告されている手足症候群とはどのようなものですか?

【レンビマ・肝細胞癌】 
 
副作用として報告されている手足症候群とはどのようなものですか?
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回答

一般的な手足症候群の好発部位と初期症状は以下の通りです。
 
手足症候群は、手や足で繰り返し物理的刺激が加わる場所に好発します。
初期症状として、手足の感覚の異常や発赤がみられます。症状は通常、左右両側に現れます。
特に、キナーゼ阻害薬では、初期症状として限局性の紅斑が認められ、通常、疼痛を伴います。
手掌や足底にしびれ、皮膚知覚過敏、ヒリヒリ・チクチクといった感覚異常、無痛性腫脹、無痛性紅斑、色素沈着が初発症状としてみられます。
進行すると、疼痛を伴う浮腫・腫脹・発赤、過角化による皮膚の肥厚、水疱、亀裂、潰瘍、びらん、落屑等が生じ、歩行困難や把握困難等の機能障害が生じます。(引用1)
 
観察を十分に行い、異常が認められた場合には、症状に応じて、対症療法、本剤の減量、休薬又は中止等の適切な処置を行ってください。
 
 
【引用】
1) 【肝細胞癌】レンビマカプセル4mg適正にご使用いただくためのガイドブック II.注意いただきたい副作用とその対策 p24-26 (LEN1087CSG) , 厚生労働省 重篤副作用疾患別対応マニュアル『手足症候群』
 
【更新年月】
2020年3月