疲労又は倦怠感が発現した場合は、休薬又は減量等の適切な処置を検討してください。(引用1)
国際共同第III相試験において高頻度で発現が確認され、休薬や減量を要する事象が報告されました。
対策
● 強い疲労・倦怠感が認められた場合は、主治医に伝えるように指導してください。
● 病気の進行以外に、本剤の投与による副作用として疲労が起こる可能性があることをお伝えください。また、自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事する際には注意するよう患者様に十分に説明してください。
● 副作用による疲労以外が疑われる場合は、治療可能な原因(甲状腺機能低下、貧血、脱水、感染症等)があれば、それらに対する対応を検討してください(薬物療法等)。
● 日常生活における生活指導(十分な休養・睡眠、十分な水分補給、栄養価の高い食事、適度な運動、リラクゼーションによるストレス解消等)を行ってください。
● 支持療法を行っても、改善しないGrade3又は忍容できないGrade2*が認められた場合、本剤を休薬して症状がGrade1以下に軽快後、1段階減量して本剤投与を再開してください。(引用1)
*Grade3には該当しないが、医師・患者が減量・休薬を必要と判断した場合。忍容できないGrade2の疲労・倦怠感の場合、休薬せずに減量して投与継続することも可能です。
【引用】
1)【肝細胞癌】レンビマカプセル4mg適正にご使用いただくためのガイドブック II.注意いただきたい副作用とその対策 p47-48 (LEN1087CSG)
2)【肝細胞癌】レンビマカプセル4mg適正にご使用いただくためのガイドブック V.参考p81(LEN1087CSG)
【更新年月】
2020年3月
【図表あり】