• No : 1355
  • 公開日時 : 2017/09/27 00:00
  • 更新日時 : 2020/01/06 16:06
  • 印刷

【プロハンス】 禁忌内容とその理由を教えてください。

回答

【禁忌】
1)本剤投与により重篤な副作用がみられた患者
<解説>本剤投与による重篤な副作用の既往のある患者には再投与しないのが原則です。本剤では、初回投与時に副作用がみられた患者を「原則禁忌」としていますが、重篤な副作用がみられた場合は一切禁忌です。


2)本剤の成分又はガドリニウム造影剤に対し過敏症の既往歴のある患者
<解説>本剤投与により、本剤の成分又はガドリニウム造影剤に対し過敏症の既往歴のある患者は過敏症を起こすおそれがあります。

 

【原則禁忌】(次の患者には投与しないことを原則としますが、特に必要とする場合には慎重に投与してください)
1)一般状態の極度に悪い患者
<解説>種々の危険性が予想されるため、原則投与禁忌です。


2)気管支喘息のある患者
<解説>アナフィラキシーがあらわれることがあります。


3)重篤な腎障害のある患者
<解説>本剤の主要排泄経路であり、排泄遅延と腎機能を悪化させるおそれがあります。


4)初回投与時に副作用がみられ、追加投与を行う必要がある患者
<解説>転移性脳腫瘍が疑われ、追加投与を行う必要がある患者で初回投与時に副作用が見られた場合、副作用が再び発生する頻度が高いためです。

 

 
【引用】
・プロハンス静注5mL・静注10mL・静注15mL・静注20mL・静注シリンジ13mL・静注シリンジ17mL インタビューフォーム 2017年11月改訂(改訂第17版) Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由(原則禁忌を含む)
 
 
 
【更新年月】
2019年10月