電子添文には、薬物動態に関する以下の記載があります。
■血中濃度(引用1、2、3)
健康成人男子10名に、イオメプロール400mgI/mLの40mL又は80mL注)を10mL/minの速度で単回静脈内投与を行った場合、血漿中ヨード濃度推移はほぼ投与量に比例して推移し、投与終了後2相性の消失を示した。血漿中消失半減期はt1/2α(分布相)が22.3分、t1/2β(排泄相)が1.95時間であった。
また、分布容積Vcは0.11L/kg、総クリアランスは99.0mL/minであった。
注)イオメプロール400mgI/mLの単回投与時の承認最大用量は、60mLである。
■排泄(引用3、4、5)
健康成人男子10名に、イオメプロール400mgI/mLの40mL又は80mL注)を10mL/minの速度で単回静脈内投与を行った場合、投与終了後4時間までに投与量の80.0%が、24時間までに97.5%が未変化体として尿中に排泄された。
注)イオメプロール400mgI/mLの単回投与時の承認最大用量は、60mLである。
【引用】
1)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.1血中濃度
2)イオメロン300注シリンジ50mL・300注シリンジ75mL・300注シリンジ100mL・350注シリンジ50mL・350注シリンジ75mL・350注シリンジ100mL・350注シリンジ135mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.1血中濃度
3)中島光好ら:臨床医薬8,p19-30(1992)[IOM-0103](本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された。)
4)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.5排泄
5)イオメロン300注シリンジ50mL・300注シリンジ75mL・300注シリンジ100mL・350注シリンジ50mL・350注シリンジ75mL・350注シリンジ100mL・350注シリンジ135mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 16.薬物動態 16.5排泄
【更新年月】
2023年5月