電子添文には、投与時や調製時などの注意事項に関する以下の記載があります。
■薬剤投与前の注意(引用1)
<効能共通>
(1)投与前に体温まで温めること。
(2)投与前に水分制限はしないこと。[8.6、9.1.15参照]注
<静脈性尿路撮影>
(3)検査前に腸内ガスを排除し、検査終了まで絶食すること。
■薬剤投与時の注意(引用2)
(1)脳槽・脊髄造影には使用しないこと。[1.2参照]注
(2)350注製剤は、肝臓領域のダイナミックコンピューター断層撮影で造影する際、投与速度は最大5.0mL/秒とする。
(3)静脈内投与により血管痛があらわれることがある。
(4)非イオン性造影剤の血液凝固抑制作用は、イオン性造影剤に比較して弱いことがin vitro試験で認められているので、本剤による血管撮影にあたってはカテーテル内をよくフラッシュすること。また、本剤注入に際し、シリンジあるいはカテーテル内で血液と本剤との接触が長時間に及ぶことを避けること。
(5)抗ヒスタミン剤又は副腎皮質ホルモン剤と混合すると配合変化を起こす場合があるので、併用する場合は別々に使用すること。
(6)誤って血管外に造影剤が漏出した場合には、発赤、腫脹、水疱、血管痛等があらわれることがあるので、注入時に十分注意すること。
■薬剤投与後の注意(引用3)
投与後は十分に水分補給を行い、造影剤の速やかな排泄を促すこと。[8.6、9.1.15参照]注
■取扱い上の注意(引用4)
外箱開封後は遮光して保存すること。
注:文中の番号は電子添文の各項目を示しています。
【引用】
1)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 14.適用上の注意 14.1薬剤投与前の注意
2)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 14.適用上の注意 14.2薬剤投与時の注意
3)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 14.適用上の注意 14.3薬剤投与後の注意
4)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 20.取扱い上の注意
【更新年月】
2023年5月