電子添文及びインタビューフォームには、禁忌に関する以下の記載があります。
(1)ヨード又はヨード造影剤に過敏症の既往歴のある患者[8.1参照]注(引用1、2)
(2)重篤な甲状腺疾患のある患者[甲状腺内のヨード濃度が高くなり、甲状腺機能を変化させ症状を悪化させるおそれがある。][9.1.14参照]注(引用3、4)
注:文中の番号は電子添文の各項目を示しています。
【関連情報】
(解説)
(1)ヨード造影剤による副作用歴がある患者では、副作用発現頻度が高いとの報告がある。(引用5)
(2)ヨード造影剤には微量の遊離ヨードが含まれているため、重篤な甲状腺疾患のある患者では、ヨード造影剤投与によるヨード過剰状態に対して自己調節メカニズムが正常に機能せず、甲状腺疾患の症状が悪化するおそれがある。(引用5)
【引用】
1)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 2.禁忌 2.1
2)イオメロン300注シリンジ50mL・300注シリンジ75mL・300注シリンジ100mL・350注シリンジ50mL・350注シリンジ75mL・350注シリンジ100mL・350注シリンジ135mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 2.禁忌 2.1
3)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 2.禁忌 2.2
4)イオメロン300注シリンジ50mL・300注シリンジ75mL・300注シリンジ100mL・350注シリンジ50mL・350注シリンジ75mL・350注シリンジ100mL・350注シリンジ135mL電子添文 2022年7月改訂(第2版) 2.禁忌 2.2
5)イオメロン300注20mL・300注50mL・300注100mL・350注20mL・350注50mL・350注100mL・400注50mL・400注100mL・300注シリンジ50mL・300注シリンジ75mL・300注シリンジ100mL・350注シリンジ50mL・350注シリンジ75mL・350注シリンジ100mL・350注シリンジ135mLインタビューフォーム 2022年7月改訂(第15版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由
【更新年月】
2023年5月