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  • No : 3393
  • 公開日時 : 2017/09/27 00:00
  • 更新日時 : 2020/10/13 10:07
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【ハラヴェン】 催吐リスクはどこに分類されますか?また、対処法は?

【ハラヴェン】 

催吐リスクはどこに分類されますか?また、対処法は?
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回答

分類
 
日本癌治療学会編「制吐薬適正使用ガイドライン」2015年10月【第2版】では軽度(催吐性)リスク(low emetic risk:催吐頻度10~30%)に分類されています。(引用1)
 
 
対処法
日本癌治療学会編集の制吐薬適正使用ガイドライン 2015年10月第2版 ver2.2には、軽度催吐リスクに関しては以下のような記載があります。(引用4)
 
CQ2 がん薬物療法後の急性の悪心・嘔吐をどのように予防するか
軽度リスク:デキサメタゾン3.3~6.6mg静注(4~8mg経口)単剤投与か、状況に応じてプロクロルペラジンもしくはメトクロプラミドも使用する。さらにロラゼパムやH2受容体拮抗薬あるいはプロトンポンプ阻害薬の併用も検討される。
 
CQ3 がん薬物療法後の遅発性の急性の悪心・嘔吐をどのように予防するか
軽度リスク(・最小度リスク):ランダム化比較試験は行われておらず、一般的には軽度リスク・最小度リスク抗がん薬に対して制吐薬は推奨されない。
 
CQ5 悪心・嘔吐の予防に対して副腎皮質ステロイドは勧められるか
軽度リスク抗がん薬を含むレジメン:予防的に、デキサメタゾン単剤あるいは5-HT3受容体拮抗薬と併用する。その際はデキサメタゾン3.3~6.6mgを静注(4~8mgを経口)投与する。抗がん薬の用量分割投与に対しては、予防的な反復投与を行うことができる。
 
 
【引用】
1)日本癌治療学会編「制吐薬適正使用ガイドライン」2015年10月ver.2.2 p.97 ONCOL-0853
2)【手術不能又は再発乳癌】ハラヴェン静注1mg適正使用ガイド ⅣQ&A p.40 (DI-J-642)
3)総合製品情報概要 臨床成績(悪性軟部腫瘍)4.副作用 p.66
4)日本癌治療学会編「制吐薬適正使用ガイドライン」2015年10月ver.2.2 
 CQ2  p.38 ONCOL-0850
 CQ3  p.43 ONCOL-0851
 CQ5  p.53 ONCOL-0852
 
【更新年月】
2020年3月

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