非ステロイド性消炎鎮痛剤とは併用に注意してください。胃腸障害の発現率の増加が認められています。(引用1)
第III相臨床試験(長期投与試験)の投与28週後、投与52週後及び投与100 週後のいずれにおいても、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)を併用した症例における胃腸障害の副作用発現率は、NSAID と併用しなかった症例に比べて高い結果が得られています。
NSAID と併用する場合は、胃腸障害の発現に注意し、特に消化性潰瘍があらわれた場合には本剤の投与を中止し、適切な処置を行ってください。(引用2)
【関連情報】
イグラチモド錠の全例調査におけるNSAID 併用有無別の消化性潰瘍発現症例数(発現率) (引用3)
NSAID 併用あり(1797 例)の消化性潰瘍 29 例(1.61%)
NSAID 併用なし(869 例)の消化性潰瘍 2 例(0.23%) 検定(Fisher の直接確率法,P<0.001)
【引用】
1)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版)10.相互作用 10.2併用注意 (併用に注意すること)
2)ケアラム錠25mgインタビューフォーム2019 年10月改訂(改訂第7版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用 (2)併用注意とその理由
3)ケアラム錠25mgイグラチモド適正使用情報Vol.7 全例調査(52週)最終集計報告書-安全性- (DI-J-758)
【更新年月】
2023年4月