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  • No : 3177
  • 公開日時 : 2018/07/25 00:00
  • 更新日時 : 2021/02/19 20:19
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【サイレース・錠】 重大な副作用の種類と症状は?

回答

1)依存性(頻度不明)連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与してください。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行ってください。

2)刺激興奮、錯乱(頻度不明) 刺激興奮、錯乱等があらわれることがあります。

3)呼吸抑制、炭酸ガスナルコーシス 呼吸抑制(0.1%未満)があらわれることがあります。また、呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)を起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を講じてください。

4)肝機能障害、黄疸(頻度不明) AST(GOT)、ALT(GPT)、γ‐GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、適切な処置を行ってください。

5)横紋筋融解症(頻度不明) 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行ってください。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意してください。

6)悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明) 他の抗精神病薬等との併用により悪性症候群があらわれたとの報告があります。高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、発汗、頻脈等があらわれることがあるので、このような場合には、本剤の投与中止、体冷却、水分補給、呼吸管理等の適切な処置を行ってください。

7)意識障害(頻度不明) うとうと状態から昏睡等の意識障害があらわれることがあるので、注意してください。特に高齢者においてあらわれやすいので、慎重に投与してください( 【サイレース・錠】 用法・用量(投与量、投与タイミングなど)について教えてくださいの項もご参照ください)。

8)一過性前向性健忘、もうろう状態(頻度不明) 一過性前向性健忘、また、もうろう状態があらわれることがあるので、本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行ってください。なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告があります。異常が認められた場合には投与を中止してください。(引用1)
 

【引用】
1)サイレース錠1mg・錠2mg 添付文書 2019年8月改訂(第12版) 【使用上の注意】4.副作用 (1)重大な副作用

【更新年月】
2021年2月

 

 

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