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医療用医薬品一覧
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【フェロミア】
妊婦等への投与に関する注意事項は?
添付文書上、妊婦、産婦、授乳婦等への投与に対する特別な記載はございません。1)
ご参考として、以下の臨床成績があります。2)
医薬品の使用成績調査の実施方法に関するパイロットスタディにおいて、対象545例について妊婦と非妊婦の副作用発現頻度を比較したところ、差は認められませんでした。 (①)
また、使用成績調査について、胎児・新生児の追跡調査を行った結果、特に問題は認められませんでした。
妊娠、非妊娠別副作用発現率
また、薬物動態に以下の記載があります。3)
・胎児への移行
母体から胎児への鉄の移行については、胎盤の生理的調節機能が働いてトランスフェリン鉄として移行されます。即ち、母体のトランスフェリン鉄は、胎盤組織内に入り胎盤フェリチンとなります。次に胎盤を通過し、胎児トランスフェリン鉄となります。
なお、本薬は動物実験(妊娠ラット)において、血中、胎盤、胎児、羊水中への吸収、移行が類薬(硫酸鉄水和物)に比べて良好でした。 (②)
①佐伯俊学ら:医薬品研究, S, 137(1992)FEA-0095
②有吉敏彦ら:薬物動態, 10, 830(1995)FEA-0123
【引用】
1)フェロミア錠50mg・顆粒8.3%添付文書 2014年6月改訂(第11版) 【使用上の注意】
2)フェロミア錠50mg・顆粒8.3%添付文書 2014年6月改訂(第11版) 【臨床成績】臨床効果
3)フェロミア錠50mg・顆粒8.3%添付文書 2014年6月改訂(第11版) 【薬物動態】
【関連情報】
特にありません。
【作成年月】
2017年12月