インタビューフォームには、製品の治療学的特性及び製剤学的特性として以下の記載があります。
■骨粗鬆症における特性
1.週1回投与するビスホスホネート系薬剤である。(引用1)
2.週1回投与により、1日1回2.5mg投与に劣らない治療効果が確認されている。
骨粗鬆症患者を対象とした国内第III相二重盲検比較試験で、本剤(17.5mg週1回1錠)の投与による腰椎骨密度増加率は、1日1回投与の2.5mg製剤に対して劣らないことが認められた。(引用1)
3.骨粗鬆症による椎体骨折発生頻度を有意に低下させる。
海外における骨粗鬆症患者を対象とした1日1回投与製剤では、新規椎体骨折発生頻度をプラセボ群に比し有意に低下させる効果が認められている。また、本剤は、骨粗鬆症患者を対象とした国内第III相二重盲検比較試験で、1日1回投与の2.5mg製剤と同程度の骨折発生頻度を示した。(引用1)
4.週1回投与により、腰椎骨密度を投与3ヵ月より有意に増加し、骨吸収マーカーを投与1ヵ月から有意に低下させる。(引用1)
5.長径約8.1mm、短径約4.6mmの楕円形のフィルムコーティング錠である。(引用2)
■骨ページェット病治療における特性
1.17.5mg錠を1日1回1錠投与するビスホスホネート系薬剤である。(引用1)
2.1日1回8週間連日投与により、有効性が確認されている。(引用1)
3.過剰な骨代謝亢進の改善と効果の持続、疼痛の改善が認められた。(引用1)
4.長径約8.1mm、短径約4.6mmの楕円形のフィルムコーティング錠である。(引用2)
なお、重大な副作用として、食道穿孔、食道狭窄、食道潰瘍、胃潰瘍、食道炎、十二指腸潰瘍等の上部消化管障害、肝機能障害、黄疸、顎骨壊死・顎骨骨髄炎、外耳道骨壊死、大腿骨転子下、近位大腿骨骨幹部、近位尺骨骨幹部等の非定型骨折が報告されている。(引用1)
【引用】
1)アクトネル錠2.5mg・錠17.5mg・錠75mgインタビューフォーム 2021年7月改訂(改訂第24版) I.概要に関する項目 2.製品の治療学的特性
2)アクトネル錠2.5mg・錠17.5mg・錠75mgインタビューフォーム 2021年7月改訂(改訂第24版) I.概要に関する項目 3.製品の製剤学的特性
【更新年月】
2022年2月