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  • No : 2148
  • 公開日時 : 2017/11/20 00:00
  • 更新日時 : 2023/03/13 16:15
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【クリアクター】 高齢者への投与に関する注意事項について教えてください。

【クリアクター】 
 
高齢者への投与に関する注意事項について教えてください。
 
カテゴリー : 

回答

電子添文及びインタビューフォームには、高齢者への投与に関する以下の記載があります。
 
■特定の背景を有する患者に関する注意
(1)出血の危険性が高まるおそれがある。また、急性心筋梗塞では心破裂及び心室中隔穿孔の危険性が高まるおそれがある。[8.3.1、8.6参照](引用1)
 
■重要な基本的注意
<効能共通>
(2)本剤はt-PA製剤に比較して出血の頻度が高まる可能性があり、特に本剤の投与により脳出血等の重篤な出血が起こることがあるので、次の点に十分注意すること。[1.1、11.1.1参照](引用2)
 
1)本剤の通常用量を超える用量及び75歳以上の高齢者で脳出血の危険性が高まるので、これらの患者には他の治療法の可能性も含め本剤の適用を慎重に検討すること。急性心筋梗塞対象の臨床試験では65歳を超える高齢者で脳出血が発生し、通常用量を超える用量で脳出血の頻度が高まった。また、t-PA製剤では75歳以上で脳出血の頻度が高まるとの報告がある。[9.8参照](引用3)
 
<急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)>
(3)本剤の投与開始後に心破裂、心室中隔穿孔、心タンポナーデに至る心?液貯留が起こることがあるので、十分注意すること。特に65歳以上の高齢者では心破裂及び心室中隔穿孔の危険性が高まるので、これらの患者には他の治療法の可能性を含め本剤の適用を慎重に検討すること。急性心筋梗塞対象の臨床試験において、65歳以上の高齢者又は前壁梗塞で心破裂、心室中隔穿孔及び心?液貯留の発生頻度が高まった。[9.8参照](引用4)
 
注:文中の番号は電子添文の各項目を示しています。
 
【関連情報】
(解説)
本剤の急性心筋梗塞に対する臨床試験において、65歳を超える高齢者で脳出血が発現しており、また65歳以上の高齢者で心破裂及び心室中隔穿孔の発現頻度が高まる可能性がある。更に、65歳以上の出血を含めた副作用の発現率は、65歳未満に比較して高くなっている。これらのことから、高齢者への本剤の適用を慎重に行うよう、注意を喚起するため設定した。(引用5)
 

【引用】
1)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.8高齢者
2)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 8.重要な基本的注意 8.3
3)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 8.重要な基本的注意 8.3.1
4)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 8.重要な基本的注意 8.6
5)クリアクター静注用40万・静注用80万インタビューフォーム 2022年6月改訂(第10版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (8)高齢者
 
【更新年月】
2022年12月

 

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