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  • No : 1864
  • 公開日時 : 2017/10/25 00:00
  • 更新日時 : 2019/10/17 19:10
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【タンボコール・注射】 重要な基本的注意(定期検査の実施など)の内容は?

【タンボコール・注射】 

 

重要な基本的注意(定期検査の実施など)の内容は?

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回答

(1)本剤は緊急治療を要する頻脈性不整脈に対してのみ適用を考慮してください。

 

(2)本剤の投与に際しては、必ず心電図及び血圧の連続監視を行い、PQの延長、QRS幅の増大、QTの延長、徐脈、洞停止、房室ブロック、血圧低下、動悸等の異常所見が認められた場合には、直ちに投与を中止してください。特に下記の患者又は場合には、少量を投与するなど投与量に注意し、慎重に観察しながら投与してください。なお、本剤の投与により、torsades de pointes、Adams-Stokes発作が認められています。

 1)基礎心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)があり、心不全を来すおそれのある患者

  〔心室頻拍の悪化、心室細動等が発現するおそれが高い。〕

 2)高齢者

  〔高齢者では、肝・腎機能が低下していることが多く、副作用が発現するおそれがあるので、必ず血圧及び心電図の連続監視を行い、少量(例えば0.05mL/kg;フレカイニド酢酸塩として0.5mg/kg)を投与するなど投与量に注意し、慎重に観察しながら投与してください。また、血圧低下、洞停止、胸部不快・圧迫感、QRS幅の増大、心室頻拍、PQの延長、房室ブロック、徐脈、動悸等の異常所見が認められた場合には、直ちに投与を中止してください。〕

 3)他の抗不整脈薬との併用

  〔有効性、安全性が確立していません。〕

 4)肝・腎機能障害のある患者

  〔本剤は肝臓での代謝及び腎臓からの排泄により体内から消失する薬剤であり、本剤の薬物動態が変化する可能性があります。〕

 5)本剤は心臓ペーシング閾値を上昇させる可能性があるので、ペースメーカー使用中、あるいは一時的ペーシング中の患者に対しては十分注意して投与してください。

 

(3)血漿中濃度が予測以上に上昇した場合、副作用発現の可能性が増大するので、1回投与量150mgを超える投与はしないでください。

 

(4)経口投与が可能となった後は、速やかに経口投与に切り替えてください。

 

(5)投与中に不整脈が消失した場合は、患者の状態を観察しながら投与を中止してください。

 

(6)本剤の投与により効果の発現が認められない場合は、他の治療方法に切り替えてください。

 

(7)本剤投与後に他の抗不整脈薬投与が必要な場合には、効果及び副作用が増強する可能性があるので十分注意して投与してください〔「相互作用」の項参照〕。

 

(8)発作性心房細動・粗動患者に投与する場合には、発作停止時に洞停止、洞不全症候群の誘発の危険性が高くなるので、十分に注意してください。

 

(9)本剤でBrugada症候群に特徴的な心電図変化(右脚ブロック及び右側胸部誘導(V1~V3)のST上昇)が顕在化したとの報告があるので、それに伴う心室細動、心室頻拍、心室性期外収縮等の発現に注意してください。

 

【引用】

・タンボコール静注50mg 添付文書 2019年3月改訂(第15版)【使用上の注意】 2.重要な基本的注意

 

 

【更新年月】

2019年9月

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