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  • No : 15672
  • 公開日時 : 2020/07/22 20:04
  • 更新日時 : 2020/09/29 14:52
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【レンビマ・肝細胞癌】 副作用として報告されている骨髄抑制及び血小板数減少が起きた場合の対処法は?

【レンビマ・肝細胞癌】 
 
副作用として報告されている骨髄抑制及び血小板数減少が起きた場合の対処法は?
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回答

定期的に血液学的検査を行うなど、患者様の状態を十分に観察し、感染症、出血傾向等の発現に留意してください。異常が認められた場合には、減量、休薬又は中止等の適切な処置を行ってください。(引用1)
 
※減量、休薬又は中止基準については、「 【レンビマ・肝細胞癌】副作用発現時の休薬、減量及び中止基準について教えてください。 」をご参照ください。
 
CTCAE v4.0のGrade分類
    
 (引用2)
 
血小板数減少の対策
● 投与前に血小板数が7.5×104/μL以上であることを必ず確認してください(国際共同第III相試験の選択基準)。国際共同第II相試験において、血小板数が5.0×104/μLから7.5×104/μLの被験者に本剤を投与した際、全例でGrade3の血小板減少が早期に認められています。
● Grade4の血小板数減少が認められた場合
本剤を休薬し、血小板数が7.5×104/μL以上に回復したことを確認してから、1段階減量して投与を再開してください。
● Grade3の血小板数減少が認められた場合
本剤を休薬し、血小板数が7.5×104/μL以上に回復したことを確認し、初回の場合は本剤を同量にて投与を再開してください。2度目のGrade3が認められた場合、血小板数が7.5×104/μL以上に回復したことを確認し、1段階減量して投与を再開してください。
● 血小板数減少は多くの場合、休薬後1週間から2週間で軽快することが認められています。休薬後、できる限り1週間後に検査値を確認し、投与の再開を検討してください。(引用1) 
 
症例概要
レンバチニブ投与後2週間でGrade3の血小板数減少が確認され、レンバチニブを休薬した。1週間後に血小板数の回復が認められたため、レンバチニブを同量再開するも、再度Grade3が発現した。休薬後6日で回復したことから、4mgに減量してレンバチニブを再開した。(引用1)
 
レンバチニブ投与開始後、血小板数が徐々に減少し、Grade3の血小板減少症が認められ、レンバチニブを休薬した。Grade2まで回復したためレンバチニブを同量にて再開し、血小板数の管理は可能であった。その後、忍容できないGrade2の体重減少により、レンバチニブを4mgに減量して投与を継続しながら副作用の管理を行った。(引用1)
 
 
【引用】
1) 【肝細胞癌】レンビマカプセル4mg適正にご使用いただくためのガイドブック II.注意いただきたい副作用とその対策 p37-40 (LEN1087CSG)
2) 【肝細胞癌】レンビマカプセル4mg適正にご使用いただくためのガイドブックV.参考p80(LEN1087CSG)
 
【更新年月】
2020年3月
 
 
【図表あり】

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