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  • No : 15067
  • 公開日時 : 2020/03/12 09:24
  • 更新日時 : 2022/05/24 10:09
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【デエビゴ】 腎機能障害患者に投与できますか?腎機能障害患者の投与量は?

【デエビゴ】 
 
腎機能障害患者に投与できますか?腎機能障害患者の投与量は?
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回答

重度の腎機能障害患者への投与は、レンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがあるため、「慎重投与」に設定されています。(引用1、2)
 
なお、腎機能障害患者への特別な用量設定はありません。投与する場合は電子添文の用法・用量の通りに投与してください。
デエビゴの用法・用量は、「通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。」となっております。(引用1)
 
■腎機能障害患者における薬物動態試験(外国105試験)(外国人データ)
対象:重度の腎障害患者[MDRD式に基づく推算糸球体濾過量(eGFR)が15~29mL/min/1.73m2] 8例
 
方法:デエビゴ10mgを単回投与し、薬物動態を検討した。
 
結果:レンボレキサントのCmax及びAUC(0-inf)の幾何平均値の比(腎障害患者/健康成人)とその90%信頼区間は、1.05[0.774、1.42]及び1.50[1.13、1.99]であり、健康成人と比較して重度の腎障害患者では、Cmaxは5%上昇し、AUC(0-inf)は50%増加した。レンボレキサントの最終消失半減期(平均値)は、健康成人及び重度の腎障害患者ではそれぞれ70.0時間及び74.8時間であった。また、主代謝物であるM10のCmax及びAUC(0-inf)の幾何平均値の比(腎障害患者/健康成人)とその90%信頼区間は、0.725[0.481、1.09]及び1.36[0.982、1.90]であり、健康成人と比較して重度の腎障害患者では、Cmaxは28%低下し、AUC(0-inf)は36%増加した。M10の最終消失半減期(平均値)は、健康成人及び重度の腎障害患者ではそれぞれ64.0時間及び64.7時間であった。(引用1、2、3)
 
 
【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2021年5月改訂(第4版) 【用法・用量】、【使用上の注意】 1.慎重投与 (3)重度の腎機能障害のある患者、【薬物動態】 6.特定の背景を有する患者 (3)腎機能障害患者
2)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2021年10月改訂(第5版) VII.薬物動態に関する項目 1.血中濃度の推移・測定法 (3)臨床試験で確認された血中濃度、VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.慎重投与内容とその理由 (3)重度の腎機能障害のある患者
3)社内資料:外国105試験(2020年1月23日承認、CTD2.7.6.8) [DVG-0012]
 
【更新年月】
2022年2月
KW:腎不全、腎機能不全、透析、慢性腎臓病、CKD、高度腎障害、重度腎障害、目安 腎機能、体内動態

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