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  • No : 1444
  • 公開日時 : 2017/10/13 00:00
  • 更新日時 : 2019/04/26 13:17
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【ワーファリン】 Ⅷ‐5.5.セロトニン・ノルアドレナリン再取込阻害剤(SNRI)との相互作用(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)

【ワーファリン】  Ⅷ‐5.5.セロトニン・ノルアドレナリン再取込阻害剤(SNRI)との相互作用(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)
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回答

[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]

〔薬効分類 117 精神神経用剤〕


[相互作用の内容]

本剤の作用を増強する可能性がある。【デュロキセチンの添付文書に併用注意の記載がある】

 

[併用時の注意]

併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。

また、血液凝固能検査では反映されない出血傾向増大に注意すること。

 

[相互作用の機序]

相手薬剤の投与により血小板凝集が阻害され、本剤との併用により出血傾向が増強すると考えられる。

 

[相互作用の事例]

<症例報告事例>1)【ワルファリンの作用増強】

44才女性にて、多発性脳梗塞の既往があり、抗リン脂質抗体症候群の診断後、ワルファリン投与にて投与量1~6mg、INR 0.83~4.09(平均2.09)で変動していた。抑うつ、四肢の疼痛、しびれに対しデュロキセチン60mg/日投与を開始した6日後、INR 11.9上昇、同日INR 13.33まで上昇し、入院とした。ワルファリン、デュロキセチン中止、新鮮凍結血漿とビタミンKを投与した。翌朝INR 10.31で再度ビタミンK投与し同日午後2.89に低下。その後、ワルファリン再開し、退院となった。(海外)

 

<症例報告事例>2)【ワルファリンの作用増強】

75才男性にて、うつ病診断にて数年前よりデュロキセチン投与中。数年前より経過観察中の弁膜症に対し弁置換術施行となり入院した。術後ワルファリン開始、数日後、INR 3.8に上昇した。また、カテコラミンを要し、アドレナリンを投与したところ、血圧が急上昇した。デュロキセチンによるワルファリンおよびアドレナリンの作用増強の可能性あったとの報告である。

 

<臨床研究報告>3)【出血リスク上昇、抗うつ薬併用関連なし、SSRI併用関連あり】

「Ⅷ-5.アミトリプチリン塩酸塩」の項参照(海外)

 

 

【参考文献】    [文献請求番号]
1)Gimenez,C. et al.: Psychosomatics,     52,     583 (2011)     WF-3733
2)向後 麻里ら: 呼吸器・循環器達人ナース,     35,     17 (2014)     WF-4055
3)Cochran,K.A. et al.: Ther.Drug Monit.,     33,     433 (2011)    WF-3732

 

 

 

 

[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]

〔薬効分類 117 精神神経用剤〕


[相互作用の内容]

本剤の作用を増強する可能性がある。

 

[併用時の注意]

併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。

また、血液凝固能検査では反映されない出血傾向増大に注意すること。

 

[相互作用の機序]

相手薬剤の投与により血小板凝集が阻害され、本剤との併用により出血傾向が増強すると考えられる。

 

[相互作用の事例]

<症例報告事例>1)【ワルファリンの作用増強】

53才男性にて、大動脈弁置換術後にワルファリン2mg/日(ブコローム300mg/日併用)服用中、INRは数年間安定していた。抑うつにてミルナシプラン30mg/日より開始、漸増した。ミルナシプラン開始3日後、INR上昇し始め、入院第23病日(ミルナシプラン150mg/日)にはINR 3.03で翌日より3日間ワルファリンとブコロームを休薬した。ワルファリン1.5mg/日で再開、2日後に1.75mg/日とした。ミルナシプラン150mg/日で継続した。入院第44病日(ミルナシプラン175mg/日)、INR 3.65となりワルファリンを2日間休薬した。ミルナシプラン175mg/日で継続した。ワルファリン1.5mg/日で再開したが、INR 3.03となり、1.36mg/日、次いで1.14mg/日へと漸減した。その後、抑うつの寛解のため、ミルナシプラン150mg/日に減量した。ワルファリン1.14mg/日でINRは安定した。

 

<臨床研究報告>2)【出血リスク上昇、抗うつ薬併用関連なし、SSRI併用関連あり】

(Ⅷ-5「アミトリプチリン塩酸塩」の項参照(海外))

 

 

【参考文献】    [文献請求番号]
1)Sawamura,Jitsuki et al.: J.Clin.Pharmacol.,     52,     780 (2012)     WF-3700
2)Cochran,K.A. et al.: Ther.Drug Monit.,     33,     433 (2011)    WF-3732

 

 

 

 

[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]

〔薬効分類 117 精神神経用剤〕


[相互作用の内容]

本剤の作用を増強する可能性がある。【ベンラファキシンの添付文書に併用注意の記載がある】

 

[併用時の注意]

併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。

また、血液凝固能検査では反映されない出血傾向増大に注意すること。

 

 

[相互作用の機序]

相手薬剤の投与により血小板凝集が阻害され、本剤との併用により出血傾向が増強すると考えられる。

 

[相互作用の事例]

<臨床研究報告>1)【出血リスク上昇、抗うつ薬併用関連なし、SSRI併用関連あり】

(Ⅷ-5「アミトリプチリン塩酸塩」の項参照(海外))

 

 

【参考文献】    [文献請求番号]
1)Cochran,K.A. et al.: Ther.Drug Monit.,     33,     433 (2011)    WF-3732

【図表あり】

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